新郎の衣裳にはいろんな細かいアイテムがあります。
タキシードやシャツの他に、
カフス、サスペンダー(またはベルト)、タイ、チーフ、グローブなど。
しかしこのグローブ、挙式では新郎がグローブを実際にはめることはありません。
写真を撮るときなどにも、ただ右手に持っているだけです。
(一部の国では新郎もグローブをはめるみたいです)
では、何のために持つのでしょう?
昔の正装スタイルのなごりだとか、諸説あるようですが、
ひとつには、手袋を剣に見立てて、いざと言うときに花嫁を守るため
いつでも戦える姿勢であるよう右手に持つ、という説もあります。
こっちの方がロマンティックでいいですね。
無駄なような気もしますが、
でも写真撮影のときなど、花嫁にはブーケがあるので、
手の置き場所に困ることはありませんが、
新郎にはそれがないので、手袋を持つことで
手持ち無沙汰を解消し、自然なポージングが出来るわけです。
左手は花嫁の腰の辺りへ添えて、(支えるように)
右手に手袋を持って、(剣を持つように堂々と)
あごを引いて背筋を伸ばせば、素敵な騎士のようですよ。
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